ゴー宣DOJO

BLOGブログ
泉美木蘭
2018.2.25 05:44

レッテル貼りをする人間の「バランス感覚」

ゴー宣道場を偏見の目で見る人々というのは、
以前は私の前にもよく現れた。
たいていが、冷ややかな感じで

「まあいろんな考えがあっていいとは思うけどさ」とか、
「周りからどういう風に見られてるか考えてみたら」とか、

なぜだか必ず上から目線で私を諭そうとするのだった。
そういう人というのは、まず、
自分こそが優れたバランス感覚の持ち主であると、わけもなく
強固に思い込んでいるようだった。
観察するに、その「バランス感覚」とやらの意味合いは、
自分が「イマドキ」のトレンドを敏感に捉えられる人間で、
世間的に面倒なことや「ガチ」なことを、いかに柳に風で
やり過ごすことができるかどうか、ということのようだった。

自分は多数派だが、少数派のキミは偏見の目で見られている。
世間的に不利なんだぞ、と。
つまり、世間に流されてうまく馴染むことが、バランス感覚だと
勘違いしているのだった。

そうして私に対して上から目線を振り向けるのは、
その人が抱く、「世間」に対する恐れの裏返しなのだろうと
今は思う。

私だって世間を気にする感覚をつねづね自覚している。
が、世間というトレンドをキャッチしてばかりいて、
一体、いつ「ガチ」になるのだろう。
そんな様子で、どうやって骨太の話を積み上げていけるのだろう。

「立憲的改憲? それは素晴らしい。
しかし、まずは世間がどう思うかだ。
世間的にかっこいいならば
挑戦したっていい。
そうでないなら、現状維持でいいだろう」

どこにも誠実がない。
現状維持は、立憲主義の否定でしかないのだ。


世にしたがへば、心、外の塵に奪はれて惑ひやすく、
人に交はれば、言葉、よその聞きにしたがひて、
さながら心にあらず。
人に戯れ、物に争ひ、ひとたびは恨み、ひとたびは喜ぶ。
その事定まれる事なし。
分別みだりに起こりて、得失やむ時なし。
惑ひの上に酔へり。酔ひのうちに夢をなす。
(徒然草 第七十五段)


惑いの上に酔いしれて、酔いのうちに夢を見て、
奴隷のままで
一生を終えるのか。
その人は、いったいどこにいるのだろう?


第70回ゴー宣道場 in 大阪

「新世代の憲法論

平成30年3月11日(日)午後2時 から
『大阪研修センター 江坂』 にて開催します。

「大阪研修センター 江坂」
(住所:大阪府吹田市江坂町1-13-41 SRビル江坂)は、
JR新大阪駅から地下鉄御堂筋線で4分、または地下鉄梅田駅より9分、
地下鉄御堂筋線『江坂駅』 から徒歩1分です。
「1番出口」から出て、そのまま北へ直進です。


「大阪研修センター 江坂」のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

311日(日曜)14から「ゴー宣道場」が大阪で開催

される。

「関西ゴー宣道場」の特別ゲストは京都大学の若き法学者・

曽我部そがべまさひろ教授である。

テーマは「新世代の憲法論だ。

 

曽我部教授は1974年生まれで、フランス憲法との比較研究

の中で改憲論を論じている。

今までの護憲・改憲の考え方とは一線を引く新しい考え方を

持っておられるようだ。

フランスの「憲法裁判所」(憲法院)の研究にも詳しく、

表現の自由の専門家でもあるという。

 

曽我部教授は言う。

憲法だけを議論するのは短絡的で、関連する法令も

含めてパッケージとして議論すべきだ。
憲法9条も、この先の日本の安全保障や国際貢献のあり方を

論じ、必要に応じて9条なり関係法令なりを変える、

という議論をすべきだ」

我が「ゴー宣道場」の「立憲的改憲」理念と通じている。

 

もちろん山尾志桜里議員も登壇する。

 

参加申し込みの締め切りは228日(水曜)!

憲法学者を呼ぶ「ゴー宣道場」は毎月開催だからすぐに

迫ってくるぞ。

 

さあ、憲法典の文字一つにゴリゴリにこだわって、一文字

でも変えたい、一文字も変えさせてなるかと血まなこになる

悪習を超えて、憲法学の新しい風にも、「ゴー宣道場」は

アドバイスを受けたい!

曽我部そがべまさひろ教授の話に胸を高鳴らせよう!



当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成30年2/28(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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